DATA
建築費
- 万円台
敷地面積
-㎡ (-坪)
延床面積
121.72㎡ (-坪)
間取り4LDK
家族構成夫婦+子ども1人
竣工年月2021年5月
工法木造
CONCEPT
何事にも熱く取り組むOさんは、家づくりに当たっても隅々までこだわりを発揮。ヤマダホームズから渡された分厚いカタログすべてに目を通し、内装・外装問わず気になる素材があればメーカーのホームページを訪れ、さらに精査。そこから、たとえば屋根材なら「この広さの屋根で使うと通常の瓦よりどれくらい軽くなるか」といった質問をメーカーに投げかけるなどしてリサーチを重ねたそう。性能を認めた素材の中から、「この方が個性的でカッコいい」と思う色やデザインを選んでいった。「自分がこだわりが強く、いろいろとうるさいことを知っている友人たちから、『スタッフがみんなよくついてきてくれたな』と感心されました」とOさん。そのこだわりが最も集約されたのがシアタールーム。映画館を借り切って自作動画を流しながらサプライズプロポーズを行うほど映画好きのOさんは、部屋の形状、モニターからの距離や防音性、カラーコーディネートなど細部まで配慮し、映画の世界にどっぷり浸れる空間をつくりあげた。また、家族や友人とのコミュニケーションも大切にし、リビング階段や吹抜け、対面式キッチン、インナーバルコニーといった、交流の機会を自然に増やす間取りを採用。「こうしたい、ああしたいという思いはすべてクリアできました」と、こだわりの家づくりに満足されている。
白を基調にした空間にダークトーンの家具や建具を合わせた、スタイリッシュモダンなダイニングキッチン。ごちゃごちゃしがちなキッチン内部を、アクセントクロスで仕上げた腰高壁で隠し、生活感を出さないよう配慮。「いつも家族の様子が分かるように」と採用した対面式キッチンからは、LDはもちろん、和室や庭先の様子まで見渡せる
空間のスタイリッシュさを保つために欠かせない収納を、キッチン横に2つ用意。キッチンで必要なものからリビングで使うものまで大量に保管できる
「家の中のどこかに吹抜け空間をつくりたかった」というOさんが選んだのが、リビング階段の吹抜け。「リビングの真ん中に吹抜けをつくると2階の床面積が小さくなってしまうことと、冷暖房効率が下がりやすくなるので、ここにつくりました」とのこと。2階にいる家族がLDKの気配を感じ取れるとともに、高窓から降り注ぐ光がLDKの開放感と採光性を高めてくれる
当初は「和室は不要」と考えていたOさんだったが、妻の「和室はあって当たり前。客間としても使えるのでつくりたい」という要望を受けてリビング横につくることに。「子どもが生まれてから半年くらいは、和室に布団を敷いて生活していました。キッチンとの距離感もすごく良くて。『和室は必要』ですね」とOさん。組み立て式の掘りごたつもお気に入り